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書店にガンダムThe originの第13巻を買いに行ったら、エスクァイア日本版が珍しくクラシック特集だった。この雑誌、行きつけの美容室(なんか髪切り場ネタ連続だけれど、実は歯医者と並び世界で最も居たくない場所である)でいつも手渡されるため、長年ロハで読んでいる。今回もそうすればよかったのだが、パラパラめくって買ってきてしまった。そしてこれがヒドい。。。
セレブとやらのオモチャとしてのクラシック音楽、というバブル期に食傷するほど目にしたパターンの焼き直し。つまり喉元過ぎればなんとやらの無反省な特集だ。、、、なーんていう文句は、この雑誌の性格上、そんなこと言うならエスクァイアなんか読むな、という話で終わってしまうので目を瞑るべきだろう。それにロシアピアニズム+古楽というメインディッシュの取り合わせは、クラシック専門誌でもないのに、なかなかどうして気の利いた目の付け所。さすがだなエスクァイア。しかし、しかしである。最近のエスクァイアは、ハイクオリティをウリにする内容と捻りの入った編集方針に、肝心の文章が追いついていないと感じることが多い。今回の特集は、そういった不満の典型例だ。 なにせわかったようなわからないような文章がゾロゾロ並んでいる。中でもロシアピアニズムの原稿は、内容もヒドいのだけれど、それ以前に日本語として成立していないおかしな文章ばかり、文字通りお話にならないお粗末なもの。筆者はカメラマンとして一級の仕事を残しつつあるようで、この稿の彼による写真は資料として十分面白いけれど、ゆめ港千尋になれるタイプではないことくらい自分で気付く自己批評眼を持ってくれんかね。悪いが、はっきりファインダーを覗いてこそ、ペンを持つべきではない人材だ。他には平野啓一郎が思い切りトンマなのには最早哀れを感じる。大いに期待していたんだけどなあ。 ただ、この雑誌の大きなウリである写真の質と、そのインパクトを更に高めるヴィジュアルデザインだけはさすがだなあ、と唸る。たとえばアーノンクールをこれほどカッコよく提示した音楽誌が他にあるだろうか?? それが(それだけが)ウリ。こう書くと否定的みたいだけど、ヴィジュアルデザインは実際問題音楽誌のアキレス腱。こういう誌面作りはできないもんかねえ。。。 |
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