主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
2006/07/30 05:00
 先月半ばから夏風邪と扁桃腺炎の連続攻撃に半月ほど堪えつつ、パソコンから少々離れる時期があった。そうなると途端にやらなくなるのがブログ更新。そんなこんなで久々に積ん読本を整理しつつ、夜更かししてワールドカップやウィンブルドンを見ていた日々も、随分前のこと。

 さて本題。我が家のメーラは迷惑メールを自動で振り分けるフィルターがついており、大抵はうまいことそこへ放り込んでくれる。アドレスを複数使い分けていることもあり、仕事で必要なメールなぞがそこへ入ることはありえないため、基本的にいつも放っておいてまとめて削除しているのだが、久々に迷惑ボックスを整理していて目が釘付けになったのが上のタイトル。ええええええー、オオアリクイ?! ってあのオオアリクイですか!?(爆)

 参考までにメール本体の内容はこんな感じ。

・ ・・・・・・・・・
いきなりのメール失礼します。
久光さやか、29歳の未亡人です。
お互いのニーズに合致しそうだと思い、連絡してみました。

自分のことを少し語ります。
昨年の夏、わけあって主人を亡くしました。
自分は…主人のことを…死ぬまで何も理解していなかったのが
とても悔やまれます。
主人はシンガポールに頻繁に旅行に向っていたのですが、
それは遊びの為の旅行ではなかったのです。
収入を得るために、私に内緒であんな危険な出稼ぎをしていたなんて。
・ ・・・・・・・・・

 以後夫の死から立ち直ったものの躯の火照りが云々、という王道パターン。ひとしきり笑って思い出したのが、高校くらいまで行っていた床屋が全巻揃えていたため、先客が髪を切り終わるまでいつも読んでいた漫画、ゴルゴ13に出てきたアリクイに血を吸われて死ぬ話。細部はまったく忘れたが、アリしか食わないアリクイが人間の血なんざ吸うかアホ、と子供心に思ったのはよく覚えている。もしかしてこの書き手、ゴルゴ好きなんではなかろうか? ただ、アリクイはアジアでは動物園にしかおらん、というあたりおさえておかんとね。
 
 で、面白がってちょっと検索かけたら、このメールは結構話題のシロモノらしい。そらあ、このタイトル見たら誰だってビックラこくわなあ。だってオオアリクイなんですぜ、アリクイ(また笑)。ゴルゴの話もちゃんとひっかかった。それで芋蔓式に出てきて、これまた爆笑したのが、かの大山倍達のお言葉。要約すると「蟻はあらゆる動物を倒す。その蟻をアリクイは食う。よってアリクイ最強」(笑)。水は王水より溶解力が強いんですか、そうですか。しかし人民解放軍が誇った(?)人海戦術に対する恐怖に近いなあ、こういう感覚。

 それにしてもアリクイが時に人を襲う凶暴な動物だと仮定し、マレーシアの草原あたりにいたとしてもさすがにシンガポールにはおらんだろ、というあたりをも無視して東南アジアに生息と仮定しても、その猛獣を時に相手にせねばならない「危険な出稼ぎ」って一体なんだ? まさかアリクイと蟻塚を争うわけではあるまいし、ワシントン条約違反をやらかすにせよアリクイそのものはカネにならんだろうし、人里離れた芥子畑は遙かお山の彼方だし。謎は深まる。
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